配属3日目で「辞めたい」と思った。半年働いて分かった、本当の理由

配属されて3日目に、「辞めたい」と思いました。

新卒でSIerに入って、半年ほどの研修を受けて、つい最近やっと現場に出たばかりです。

まだ半年しか働いていない人間の話なので、そこは差し引いて読んでもらえたらと思います。

ただ、同じように「配属されたばかりなのに、もう辞めたい」と思っている人はそれなりにいる気がしていて。

その人たちに向けて、書いておきたいことがありました。

半年働いて、「辞めたい」という気持ちを分解してみたら、思っていたのとは違うものが出てきたからです。

配属3日目、ずっと設計書を読んでいた

配属されてからの3日間、自分が何をしていたかというと、理解できるはずもない量の設計書をひたすら読んでいました。

読んでいたというか、文字を目で追っていただけです。

分量が膨大で、前提知識もないので、読んでも意味が入ってこない。それでも他にやることがないので、ずっと読んでいました。

大手って、新卒にできることがほぼないんですよね。

それが幸せなのか不幸なのかは、正直まだ分かりません。責任のある仕事を任されないぶん、気は楽です。

でも「自分がここにいる意味あるのかな」という感覚は、ずっと消えませんでした。

オフィスの空気もしんどかったです。

全員が黙々とパソコンに向かっていて、会話の量自体が少ない。それ以上に、話しかけづらい空気がありました。

学生時代は接客のバイトをしていて、お客さんと話すのが普通に楽しかったんです。

その落差がきつかったのかもしれません。

そして3日目に、はっきりと「辞めたい」と思いました。

思った瞬間は、2つはっきり覚えています。

ひとつは、朝の満員電車の中。

もうひとつは、昼休憩が終わってフロアに入った瞬間です。

昼休憩でいったん外に出ると、少しだけ息がつけるんですよね。

それでまたあのドアを開けて、あの空気の中に戻って、意味の分からない設計書の続きを読む。

その切り替わりの瞬間が、一番きつかったです。

「いや、俺の責任じゃないですよ」と言われた日

OJTの担当は、30代のリーダーの方でした。

自分にはできないことをサラッとやってしまう人で、教え方も「できて当たり前」という感じでした。

普段の業務でやっていれば当たり前なんだと思います。でも自分にとっては難しいんですよね。

それで、分からないところを聞けずに流してしまいました。

忙しそうにしている人に、何度も聞くのが申し訳なかったからです。

結果、ミスをしました。メールの送り先を間違えるような、簡単なミスです。

そのとき、上司に対して担当者がこう言いました。

> 「いや、俺の責任じゃないですよ」

正直、もうちょっと庇ってくれてもいいかな、とは思いました。

自分がバイトをしていた頃は、後輩がミスをしたら自分が対処していたので。余計にそう感じたのかもしれません。

ただ、これで逆に吹っ切れました。

この人は責任を取ってくれない。じゃあ、もう全部聞き倒してやろう。

忙しそうかどうかを気にするのは、やめました。分からないことはその場で全部聞く。今はそうしています。

結果的に、これが一番早かったです。

もし今、聞けずに流している人がいたら、流した分は必ずミスになって返ってきます

聞くのが申し訳ないと思う気持ちも分かるんですが、ミスの処理をしてもらう方がよっぽど手間をかけさせるので。

飲み会3回でわかった、職場の人との距離感

職場の人と距離を詰める一番簡単な方法は飲み会だと思っていて、配属後は3回参加しました。

飲み会自体は、楽しいは楽しいです。

ただ疲れます。だいたいずっと、ちょっと気張っているので。

そこで役職のある方と仲良くなれたんですが、そのあと先輩から「もっと口を気にした方がいい」というようなことを、何度か言われました。

そこで、もう全部面倒くさくなってしまって。

ここで学んだのは、仕事仲間は友達ではないということです。

距離を詰めすぎても、いいことばかりではないんですよね。

ただ、じゃあ完全に割り切って自分を一切出さないかというと、それはそれで人間関係が難しくなる気がしていて。

いい感じのバランスが必要で、自分はまだそれを掴めていません。

片道1時間の満員電車で、自分が変わっていった

通勤は片道1時間、乗り換え1回。往復2時間、基本ずっと立ちっぱなしです。

満員電車は本当にストレスです。

でも一番きついのは、電車そのものより自分の変化の方でした。

大学の頃は、人混みに紛れても「みんな大変だな」「まあしょうがないよね」と思えていたんです。

今は些細なことに苛立ちます。

隣のおじいさんの匂いが漂ってくればうるさいと感じるし、鼻息が聞こえてもうるさいと感じる。

こうなったのは、配属されてからです。

自分がどんどん余裕のない人間になっている感じがして、それが結構こたえます。

これから就職先を選ぶ人には、通勤は住む場所を決める前に一度体験してみてほしいです。

片道1時間・立ちっぱなしが毎日続く負荷は、想像よりずっと大きいので。

正直、東京で働かなくていいなら来ない方がいいと思っています。

地方で働くのが一番幸せなんじゃないかと、最近はよく考えます。

家賃補助は、人質だった

うちの会社には家賃補助があります。金額は書きませんが、あるとないとでは生活がまったく違います。

ありがたいです。ありがたいんですが、人質を取られている気分でもあります。

辞めたら、この補助はなくなる。同じ場所には住めなくなる。引っ越しにもお金がかかる。

つまり福利厚生って、辞めることと引っ越すことの両方を縛ってくるんですよね。

「福利厚生が手厚い会社はいい会社」と就活のときは思っていましたが、手厚いほど動きにくくなるという側面は、入ってから知りました。

「辞めたい」を3つに分解してみた

ここまで書いたことを並べると、辞めたい理由はいくらでもあるように見えます。

OJT担当のこと、飲み会のこと、満員電車のこと。

でも半年働いて考えた結論は、こうでした。

結局、自分が何もできないのが嫌なんだと思います。

何もできないのが、一番つらい。

人が嫌なわけでも、業界が嫌なわけでもなかったんですよね。

実際、IT以外の業界で何かやりたいかと言われたら、別に何もやりたくないんです。あるのは「お金を稼ぎたい」ぐらいで。

そもそもIT業界を選んだ理由も「スーツを着たくないから」でした。

それなのに配属先の都合で、結局毎日スーツを着ています。その程度の選び方だったということです。

なので、もし今あなたが「辞めたい」と思っているなら、一度分解してみることをおすすめします。

1. 職場の人が原因なのか

2. 環境(通勤・勤務地・働き方)が原因なのか

3. 自分が成長していない感覚が原因なのか

自分の場合は、3つ目が本体でした。

これが分かると、やることが変わります。

人が原因なら異動や転職で解決しますが、「成長していない感覚」が原因だと、転職しても同じことが起きる可能性があるからです。

いま、ぼちぼちやっている3つのこと

辞めたい気持ちは、今も続いています。

ただ、勢いで辞めても困るのは自分なので、いつでも辞められる状態を作る方向に切り替えました。

1日1個、成長する

直近1週間から始めた、自分ルールです。

粒度はかなり小さくていいことにしています

会議のメールを送れるようになる。人の名前を1人覚える。その程度です。

「何もできない自分」が一番つらいなら、できることを毎日1個ずつ増やすしかないよな、と思って始めました。

ただ、記録は取っていません。

これを書きながら「記録した方がいいな」と気づいたので、明日から始めようと思います。

転職サイトに登録だけしておく

入社してすぐ、転職サイト(ビズリーチ)に登録しました。

エージェントからの連絡や求人の通知は来ますが、面談はせず放置しています。今すぐ転職する気はないので。

それでも、登録しておいてよかったと思っています。

「ここを辞めても他に選択肢はある」と分かっているだけで、精神的にかなり違うからです。

逆に言うと、登録しただけでは何も進みません。そこは正直に書いておきます。

お金を貯める

いま資産が250万円ちょっとで、そのうち200万円を投資に回しています。主に高配当株です。

目標は、入社3〜4年目(26〜27歳ごろ)までに800万円を超えること

そこまで来れば、辞めるという選択がちょっと現実的になるので。

さらに先の話をすると、30歳で北海道に移住したいと思っています。

家賃5万の家に住んで、車で通勤する生活です。

学生時代までに北海道は10回ほど行きました。美瑛と釧路が特に好きです。

ただ住むなら、雪の量を考えて札幌近郊かなと思っています。

まとめ

配属3日目で「辞めたい」と思って、半年経った今も思っています。

ただ、その気持ちを分解してみたら、本体は「自分が何もできないこと」でした。

人でも、業界でもなかったんですよね。

なので今は、辞めるための準備というより、いつでも辞められる状態を作ることをやっています。

1日1個できることを増やして、転職サイトに登録だけしておいて、お金を貯める。

仕事なんて、本当に無理なら辞めればいいと思っています。今の日本ならバイトでも生きていけますし。

ただその判断は、追い詰められた状態でするより、選択肢がある状態でした方がいいはずです。

繰り返しになりますが、あくまで半年頑張った人間のコメントとして受け取ってもらえたらと思います。

ぼちぼちやっていきましょう。

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